木材耐腐実験
野ざらし状態で、各樹種がどのように朽ちていくか、工場の一角で耐久試験をしてみました。 | ||
サイズ各
800×90×40ミリ 約150ミリ地中に埋め込み |
|
|
2006年 2月1日実験開始
|
桧(ひのき)
|
杉
|
杉(しらた)
|
米松(ベイマツ)
|
ホワイトウッド
|
||
2006年2月1日 実験開始 どの木もプレナーがけされて奇麗です。 | ||||||
2006年7月1日 5ヶ月後 やや色あせて風化が見られます。大きな変化はなし。 | ||||||
2007年2月1日 1年後。だいぶ風化が進みました。大きな変化はなし。 | ||||||
2007年8月1日 1年半たちました。少しづつ傷みが進んで、変色した箇所が出始めました。杉のしらたと、ホワイトウッドは、木口面の干割れ方が他に比べて大きく、風化のより進んだ様子が伺えます。 | ||||||
2008年2月1日 丸2年が経ちました。前回と大きな変化は無いですが、木口面がかなり傷んできました。 | ||||||
2008年8月1日 画像が巧く撮れませんでしたが、大きな変化はありません。 | ||||||
2009年2月1日 丸3年経過。外見上は変化が無いように見えますが、根元には変化があります。 | ||||||
5種類の木のうち、ホワイトウッドだけ根元が朽ち始めて、小さな虫の越冬場所になっていました。 腐朽の進んでいる杉のシラタの根元はまだ大丈夫です。 |
杉シラタ根元 ホワイトウッド根元 |
|||||
2009年7月 もう木の見分けもつかないほど風化してきました。前回と状況維持です。 | ||||||
2010年8月 実験から4年半です。正面と、上部の写真です。杉しらたと、ホワイトウッドが激しく朽ちています。桧と杉はまだしっかりしています。米松が若干痛み始めたといった感じです。 | ||||||
5種類のうち、ホワイトウッドにだけ、白いキノコが生えました。材もかなり痛みが表面化しています。 おそらく、もう中はスカスカだと推測します。 杉のしらたも指で押すと柔らかな感触があります。 |
||||||
2012年8月です。ホワイトウッドが倒れました。 杉のしらたもグラグラしています。 ベイマツもかなりスカスカした感じで、そう長くは保たない感じです。 ヒノキとスギはまだしっかりとしていて、他の木とは驚くような差があります。 |
||||||
|
||||||
実験開始から6年半ほどで、このような結果になりました。
現在は実験を終了し、撤去されています。見学は出来ません。 |
※ 無断転載を禁じます。リンクは自由に行って下さい。